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電気工事業界の用語 その3 接地 電圧 電流 電力 交流 感電

雑記 2025.5.12

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記事を書いた人:N

いつかに続いて電気工事業界の用語集です。

冗談のような真面目なお話。

用語集その1

用語集その2

 

接地(参考:接地棒)

・接地とは意図しない危険な電圧や落雷などのサージ電圧を、地中深く打込んだアース棒で大地に逃がすもの。

・接地抵抗値は例外を除き低い方が良しとされるもの。

・人力で打込むが、どこの現場も6メートルを超えれば進まなくなり、地面の中を想像して脳トレするもの。

・地下水位が高いなど大地低効率が低くて、労せず良い値(低い値)が出ると誰かに話したくなるもの。

・地質によっては抵抗値を下げるのが困難で、現場に諦めムードが漂うが、法律が妥協しないもの。

★使用している電圧や目的によりA、B、C、D種などに別れていてA種は10Ω以下でD種だと100Ω以下となる。

東京では1.5mのアース棒一本で20~50Ωくらいになることが多いが、そこから10Ω以下にするには同じアース棒を連結して地中深くまで打込む。4、5本連結(6m~7.5m)して打込んでも下がらなければ数メートル離して同様に打込み、それでも下がらなければさらに40本でも50本でも打込む。基本は人力で、ハンマードリルを使うこともあるが、それでも非常に大変な作業の代表格。

 

電圧(V)と電流(A)と電力(W)と交流(AC)

・先輩と後輩のV・A・W・ACについてのOJT
「先輩、電圧ってなんっすか?」
「電圧ってお前あれだよ、水圧みたいなやつな。高いところのタンクから流れてくるってやつ」
「じゃ、電流はなんすか?」
「電流はホースんなか流れる水の量な!」
「電圧と電流の関係ってどうなってんすかね?」
「ホースの先潰すとブシャーって遠くまで飛ぶやん。水圧と水量どっちか高いと遠くまで飛ぶやん。それがエネルギーな。つまりワット」
「先輩スゲっす!なんか電気屋って水道屋みたいっすね!」
「じゃあじゃあ、あと交流ってなんすか!」
「交流はお前、あれだ、駅前留学!」
「先輩!それって異文化交流っす!」
「まじめな話、交流は電圧の波形と電流の波形がズレるんだよ。力率とかインピーダンスとかあってよ・・・知らんけど」
 とドヤ顔しながら最後は「・・・知らんけど」で締めるのがV・A・W・ACの関係。

★高校物理をまじめに勉強した人なら、交流の正弦波も音の周波数も地震の振幅もみんな基礎からの応用なんですね。私は理工学部出たはずなのに何も覚えていません。

 

感電

100Vの場合

・ロートルが語り継ぐみんな大好き武勇伝的なもの。

・検電器の調子が悪いと指でちょんちょんしてみなとロートルが言うもの。

・終わりが見えない末期的状況の現場で起こるもの。

・100Vだからとバカにして毎年多くの死傷者が出るもの。

・武勇伝にする先輩を持った後輩からすると先輩ガチャに外れた的なもの。

6,600Vの場合

・感電というか爆発的なもの。

・変電設備の現地調査で起きやすいもの。

・電気工事以外では外壁塗装とか、解体工事の足場で感電するのが多いもの。

・一撃で全国ニュースになるもの。

真面目な話、感電を恥と思わないと電気事故が無くならないので、武勇伝にしてはダメ。電気工事士はその危険性を、お客さんは工事の時は電気が止まるという認識をもって、活線作業にならないように電気工事士、お客さん、共に理解を深めなければならないと思う。

私は電気に関係ない製造業時代、漏電している機械のせいで三相200Vを右手から左手に感電し、ELBをトリップさせてマシニングセンタを止めました。

50Hzの正弦波は体が振動します。今思えば死ぬところでした。

 ↑ 武勇伝ではない。

 

続きはまたそのうち。。。

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