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某美術館の照明更新工事 高演色LED照明

施工現場 2024.3.18

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記事を書いた人:N

今回はLED化が目的ではなく、点かなくなった照明器具を交換するお話です。

通常、蛍光灯器具の中には安定器があります。例えばこんなもの。

ですがこの美術館の器具の中には何もありません。えっ!?

一瞬焦ります。

でも無いはずはないのでどこかにあると思って探してみたら天井裏にずらっと並んで置かれているのを見つけました。

狭くて写真も撮れません。

使われていたのは安定器別置型の調光式蛍光灯だったのですが、なぜわざわざ別置きとしたのか?推測すると【音】が要因かなと思います。

蛍光灯の安定器の中身はコイルが入っていますので、変圧器と同様に鉄心が磁歪現象により伸び縮みすることでブーンっとい「うなり音」が出てしまうのです。

美術館などは静粛性が大事ですからやはり嫌われてしまうのです。

あと美術館というと、照明については特に演色性が重要でかつ紫外線の少ないものになるので、交換するLEDも高演色型にします。紫外線についてはLED照明はもともと少ないの問題ありません。

 

さて天井裏の安定器を交換か修理かと思ったみたものの、低騒音仕様のせいか50cm×25cmくらいあって天井の点検口から出すことが出来ず修理不可のため、お客様には電源を切って残置することと、この展示ケースの照明を1台だけLEDの調光器具に変えることはできないので全灯交換になることをお伝えしました。

 

交換前

 

交換後

ところで、照明回路は100Vと200Vがあって、ほんの10年前は20Wの器具は100V、40Wの器具は200Vなどと改修時に使い分けるのが大変でした。今はほとんどのものがボルトフリー(100V~242V)になって楽になったんですが、最近は調光スイッチもボルトフリーなんですね。

細かなところも便利に進化してるなと感じました。

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