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施工現場 2025.11.26
先日吉祥寺の現場でコンクリートの打設がありました。

ポンプ車の後ろにミキサー車を着けているのは幹線道路沿いなんかでもたまに見る光景ですね。
ポンプ車から伸びるホースの先には人が集まっていて、ホースを持っているのはポンプ屋さん、その横でバイブレーターを持っているのは土工さん、流したコンクリートを平らに均すのは土間屋さん、私たち電気屋と給排水設備工事などの設備屋さんは配管やスリーブが潰れていないか立ち会います。そして現場でコンクリートの品質試験をする試験屋さん、その試験に立ち会う設計屋さん、そして試験屋さんは強度試験用にテストピースを持って帰ります。
コンクリートを打設するときは実にたくさんの業種が関わります。


ところで、今まで気になっていたけど素通りしていたことがあります。
なぜコンクリートは【打つ】というのでしょう。
調べてみると、コンクリートを流したあとは、気泡を抜いたり密度を高めるためのタンピング(叩く)という作業を行いますが、昔は固い生コンが多くてその作業が今よりもずっと大変だったので、コンクリートを打つ(叩く)と表現されてたようです。
もっと遡ると、和製コンクリートと呼ばれる三和土(たたき)がそもそも材料を叩き固める作業が語源ですから、【打つ】とおいう言葉の意味はかなり深いところにあるようです。
これだけ多くの人が関わるんですから、我々電気屋も強度を落とすことの無いような打ち込み配管をしなければと感じますね。
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