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施工現場 2025.7.04
以前から続いている眼科クリニック新規開院工事の進捗です。
前回は床に壁の位置が描かれている(墨出し)状態で配線をしているところでしたが、今回は実際にその墨に合わせて下地の軽量間仕切りまで施工されています。軽量は大工さんや軽量屋さんという業者さんが建て、電気工事はこの状態の時にスイッチやコンセントの位置ボックスを取り付けます。
天井の照明器具などの位置出しも同時に進めます。
分電盤の予定位置の上に結構な量の電線がありますが、これは漏電ブレーカーが働いときに医療機器やパソコンなどがまとめて止まることが無いよう細かく回路分けしているためです。
サーバー予定位置はLANケーブルだらけです。医療機器、パソコン、Wifiアンテナ、防犯カメラなど全てLANが必要なのに加え、サーバーに繋ぐための余長が3m必要なのでボリュームマシマシです。
オレンジのCD管はHDMIケーブル用で、HDMIケーブルが故障したときに交換できるように配管をしています。
故障?HDMIケーブルって壊れるの?って思いますよね。私も思いましたが、普段家庭で使うHDMIケーブルは5mまでで、それ以上の長さになると特殊なケーブルや変換機を使わなくてはなりません。例えば、アクティブHDMIケーブル(イコライザー付ケーブル)はHDMI端子やUSB端子から電源供給を受けて信号の補正や増幅をしていますし、ケーブル本体に光ファイバーを使った製品もあります。ただの端子とコネクターと思いきや増幅回路や変換機などが内蔵されている電子機器なので故障もあるわけです。
距離を稼ぐだけなら他にもいろいろあって、HDMIエクステンダーという装置はHDMI入力を送信機でLANケーブルに変換し、受信機で再度HDMIに戻します。エクステンダーにはアクティブケーブル同様に送受信機間に光ファイバーを使った製品もあります。
と、ここまで長距離伝送用のケーブルについて書きましたが、長距離云々以前にHDMIの規格も1.0~2.2まで何種類もあり、今一番普及しているEthernet対応のHDMIケーブルを使えばTVでインターネットも使えるわけです。が、複雑化してくると相性問題が出てくるので、出来る限り最短距離でシンプルに繋いだ方がいい気はします。
USBの規格も複雑を極めていますが、映れば何でもいいやと簡単に考えていたらダメなんだなと感じた今日この頃です。
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