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雑記 2025.8.18
弊社の倉庫にネジやボルトが沢山あります。モノを造る仕事してますから沢山あって当然なんですが、ネジって様々なものがあるのです。
モノ造りに関わりがないと太さの違いくらいしかイメージに有りませんが、太さのほかにネジピッチと呼ばれるネジ山の間隔もあるのです。さらに太さやピッチにはメートルの規格とインチの規格もあったり。
建築現場で使うボルトはインチが主流で、3分のボルト(またはナット)と呼ばれるインチ規格の3/8(9.5mm)をたくさん使うのですが、変電設備や発電機などの機械関係はメートル規格が標準になるので、弊社のように工場の機械も新築の建物もやっていると両方在庫しています。
で、インチ規格の3/8(9.5mm)ですが、これがメートル(ミリ)規格の10mmと非常に紛らわしく、混ざったまま現場に持っていくと「入んないと思ったらミリネジか!!」っとなって発狂します。
ヤードポンド法ってなんやねん。うがー。
そしてそこにあるネジを一つずつ合わせてみて確認するというとても面倒な作業が発生します。
ということで現場で発狂しないようにあらかじめ倉庫で仕分けします。
ボルトは ↓ の写真のようにボルトのネジ山同士を合わせてどんどん仕分けします。
これは合ってる。
これは合わない。
問題はナットで、一つずつボルトを通してみないと分かりません。
こんな感じに3/8のナットに入ったらインチ、入らなかったらミリ、といった感じです。
ところでステンレスは摩擦係数と熱膨張率が高いうえに熱伝導率が低いのでかじりやすく、ステンレス同士のナットとボルトは手で回転させていてもかじって取れなくなることがあります。
つまり・・・、
入った
入らない
入った
入らない
入った
入って取れない
オーマイガッ!
ほかにもネジ山の角度が異なるユニファイ規格とウィット規格、管用テーパーねじの規格も何種類もあるし、ねじピッチも並目や細目があったり・・・。
どうなってん??
さて、寸法には関係ないですが、昔のJISでは「ネジ」ですが最近のJISでは「ねじ」になっています。なんでか知りませんが、文中に「ねじ」と書くと読みずらいので、今回は「ネジ」としています。
もっとついでですが、JISって昔は「日本工業規格」でしたが2019年から「日本産業規格」に変わっています。英語は「Japanese Industrial Standards」で変わらず。
どっちでもいいがな。
「仰のけに落ちて鳴きけり秋のせみ」(一茶)
「仰のけに落ちて混ざりてボヤく秋」(N)
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