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施工現場 2025.10.30
今回は吉祥寺の分譲マンションの進捗です。
前回は重機で杭を垂直に打込んでいましたが、それが終わると根伐りと言って杭の高さまで地面を掘り下げていきます。

この物件は天井高を稼ぐために一階部分が地面より40cm低く設計されているので掘り下げるのも気持ち深くなっています。

1階住戸用の配管ピットと雨水貯留槽があるので全面総掘りです。
雨水貯留槽というのは一定規模の建物に自治体が義務付けている物で、敷地内に降った雨を一時的に貯める設備です。電気工事としては排水ポンプの制御や警報設備などが関係しているのですが、この水位の考え方や制御方法が自治体によって決っていたりいなかったりで、決まっていない自治体の現場でいい加減な施工者が適当に施工すると、貯留槽の容量はあるのに一切貯めずに排出してしまうこともあります。
↓ は港区の参考図です。
こういったことも日々勉強が必要ですね。
捨てコンが終わったところで、地中の基礎の寸法線を墨出し屋さんが出しています。
丸い筒状の物は杭(鋼管杭)です。

下の写真は電気の幹線を配管ピットに取り込む外壁部分です。この部分の基礎コンクリートに配管や配線用の穴を開けるわけですが、この寸法を間違うと大変なことになるので二人でダブルチェックをしていたところ、ガスや排水の間違いがあったので設備屋さんに連絡しておきました。ダブルチェックは重要ですね。

某市の医師会館とこの現場、両方とも同じタイミングで基礎工事なんですが、建築屋さんの契約上の問題なのかどちらもいきなり始まって施工検討する時間が足りません。中小規模の現場にありがちなことなんですが、こういったところを何とか改善していかないと建築業界に人が集まらなくなるなと思います。
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