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リンゴは本当に赤いのか?

雑記 2026.5.23

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記事を書いた人:N

物の色について考えたことがありますか?

先日子供に「色って何?」と聞かれました。
うーん、そんな疑問大人になってすっかり忘れていた。
言われてみれば、
リンゴが赤いのはなんでだろう?
空が青いのはなんでだろう?
犬が見てるのは2色(青と黄)の世界っていうから人間の目の方がいいのかな?
自分が見ている色は他の人にとっても同じ色なのかな?

●リンゴはなぜ赤いのか?

リンゴが赤いのは赤い光を反射して赤以外の光を吸収しているからであってリンゴが赤いわけじゃない。
光を反射せずに吸収してしまう物は黒く見える。ブラックホールは光も出てこれないから黒い穴に見える。
もっと言うと可視光線の中の約620〜750 nmの波長を人間の脳が赤と認識しているだけでほかの動物の脳では赤じゃないかもしれないし、そもそも光はただの電磁波であり色なんてないわけで。
つまりリンゴが赤く見えるのは人間(むしろその人が)が赤と思っているだけ。

分光器で光を分けると虹色に光が分かれるけど、その光の中に赤が含まれていなければリンゴは赤く見えない。太陽光やそれに近い光源下で見るからリンゴは赤くみえるけど、光源によっては赤とは限らない。
だから照明器具は色の再現性(演色性)の高さが必要ということになる。

●空はなぜ青いのか?

分光器の話の通り、太陽光には様々な波長の光が含まれているけど、波長が短い光は大気中の塵などに当たると散乱する(レイリー散乱)。その短い波長の光というのが青なわけで。また夕日が赤く見えるのは、日中より入射角が小さくより多くの大気を通過するため、波長が長く散乱しにくい赤い光が地上まで届くから。

●人間の目は優れているのか?

可視光線の範囲は人間の物差しであって紫外線を感知できる動物もいる。
人間以外の哺乳類に2色型色覚が多いのは、夜行性だった祖先にとって色は重要ではなく、人間のような色分けよりも熱などの電磁波(不可視光線)を感知できるほうが有用だったから。
色ではないけど、ハリガネムシに寄生されたカマキリは水面の水平偏光を捉えて水辺を探す。ミツバチの複眼は太陽光の偏光を感知することで戻るべき巣がわかるし、紫外線を感知して花の蜜を見つけることもできる。
つまり人間の目が優れているわけではなく、進化の過程で取捨選択した結果というだけ。

●自分が赤と思っているものは他人にとっても赤なのか?

逆転クオリアと呼ばれる哲学的思考実験がある。他人が見ている「赤」や「青」といった主観的な感覚(クオリア)が、自分自身のそれと全く同じであることは証明できず、全く違うものとして認識されている可能性があるということ。
色覚の病気とされている色覚異常は、異常がありますと言われた人の多くは、それまで気が付かずに生活しているわけで、最近の研究では色覚の違いは多様性のひとつであり、赤を赤と認識する多数派とそうではない少数派の違いとも言われている。
「赤を赤」と書いたけど、その赤が赤かどうか分からないという話なので矛盾してるような気もするが・・・。

色というのは光学、物理学、色彩学、認知科学・心理学、哲学などが複雑に絡んでいて本当は不確定なものなんだなと。当たり前が当たり前じゃないんだなと。

で、つまりリンゴは本当に赤いのか・・・うーん、リンゴに色は無いのか?もしかしたら無いという色なのか?

などと思ったことをつらつらと書く電気屋のブログです。

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