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一年点検

雑記 2023.4.03

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記事を書いた人:N

ここは何でもないありふれた公園ですが、一年前大勢の業者さんたちが大変な思いをして完工させた現場です。

竣工してしまえば何でもない公園ですが、建築屋さんはもともとあった建物を解体するところから始まり、基礎や杭を何メートルも掘り下げて壊して、コンクリートのガラを除けて良質土にして更地にします。その後また深く掘って浸透桝とその排水管を埋めて、表面を漉き取って砕石を敷いて、水が溜まらないように勾配を取りながらロードローラーで転圧してアスファルト敷いて、って書ききれません。法律もたくさん関係してきますし、公共工事ですから周辺の住民の方たちへの対応も普段以上にあります。
電気工事に関してだけでも配管を何百メートルも埋めてランマーで転圧して、地上には出てこないコンクリート基礎を作ってポールを建てて、出庫表示灯のセンサー(ループコイル)をアスファルトの下に埋めて、まあつまりみんな大変ということです。

それから一年たち異常がないか点検・検査をしてきました。

多くの現場は竣工して一年後に瑕疵の有無を確認するため点検を行います。
瑕疵というのは、竣工時には見逃された施行不良や契約不適合箇所などの検査で、発注者は契約に適合しない部分を知った時から一年以内に受注者へ通知することとされ、受注者はその内容が承諾できるものであれば是正を行います。
従来「瑕疵担保責任」と呼ばれていたのですが、2020年4月の民法改正で「契約不適合責任」という名称に変わったようです。

ですが、公園ですから主たる検査対象は草木なわけで、草木ですから枯れているのはなぜかと言っても、引渡し後の水やりなのか、草刈りで傷めてしまったのか、土質が樹木に合わなかったのか、はたまた公園利用者が踏んだり蹴ったりしたせいかはっきりわかりません。草刈りをして間違って傷めることもあれば、草刈りをしなかったために樹木が周りの草に負けてしまうこともあるようで、それって野菜の苗の間引きと同じですね。一つの植穴から何個か芽が出ても、一度遅れてしまった芽はもう育ちませんから不思議です。
建築屋さんも枯れ保証というのは最初からある程度見込んで契約しているわけですが、聞いていると判断に困るところみたいです。

さて電気工事の指摘はというと・・・一か所ありましたがその場で治るものでした。

電気工事はちょっとした気遣い(それが施工技術です)で品質の良し悪しが決まりますから、20年、30年後を想像して施工しなければと思います。

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