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施工現場 2026.10.28

色々と苦労があった吉祥寺の現場もいよいよ竣工が近づきお施主様の検査を迎えました。
今までブログで詳細は書いていませんが、デザイナーズマンションというのは標準じゃない作りが多く、どの業者さんも大変な思いをしながら工事をしてきました。
その標準じゃない作りをどうやって職人さんたちに伝えていくか、現場管理をしていた方でないとなかなか想像が難しいところで、扉などの建具ひとつにしても、建築屋さんが扉周りの骨格を描いて、建具屋さんがその骨格に合わせて納まりの詳細を描いて、納まらなければ骨格を描き直して、電気工事もその建具に合わせてスイッチの納まりや照明位置などの詳細な納まり図を描き、その途中で誰かが図面を間違うと振出しに戻り、やっと各業者で擦り合わせた総合的な詳細図が出来たと思ったら設計屋さんのイメージと違うという話になったり、描いても描いてもどこかで躓くということの繰り返しなわけです。そして大抵こういう物件は、照明の光り方やスイッチの位置などにこだわるので我々もとても大変です。
そんなことを各所で繰り返しながらやっとここまでたどり着きました。
みんな!お疲れ様です!!という気持ち。
そしてここまで来たら、出来栄え、保守、機能、品質といったところを意識しながら竣工検査を受けるわけです。
下の写真は保守についてです。

引渡しのあと実際に管理を担当される方が迷わないように、回路番号や照明のON/OFFを分かりやすくテプラで追記します。
スイッチの下に貼ってある「AS-ON AS-OFF」や「AS-ON TS-OFF」などのテプラですが、ASというのは暗くなるとONになり、明るくなるとOFFになる自動点滅器(明暗センサー)のことで、TSはタイマーのことです。
つまり「AS-ON AS-OFF」は暗くなると点灯して、明るくなると消灯するという意味で、「AS-ON TS-OFF」は暗くなると点灯して設定時間になると消灯する、ということになります。
機能というところでは、例えばですが火報屋さんによる自動火災報知機の試験があります。

写真にある設備は皆さんも一度は見たことがあると思いますが名前は総合盤と言い、実は専用の受話器を使って管理室などの受信機と通話ができるのです。消防士さんは火災の時この受話器で連絡を取り合っているわけです。
屋上のBS/CSアンテナですが、品質の例としてケーブルが紐で縛られていることを確認します。

樹脂製のインシュロックは対候性があっても10年もすると劣化して切れてしまい、切れてしまうと風で揺れて接続部が急速に劣化してしまいます。紐も劣化はしますがアンテナの推奨更新年数の10~15年は持ちます。
配管ピットという地下の配管配線スペースに敷設されている幹線ケーブルの敷設状況です。

丸い穴は人通口という人が通る部分ですが、潜り抜けるときに掴む取っ手にケーブルが掛かっているので、取っ手より上に上げなければなりません。この場所はかなり奥まっていて、保守のためにここまで来ることなんて何年後だろうか、という部分ですが竣工検査では奥深くまで念入りに確認します。
この後は検査指摘箇所の手直し工事です。そして手直し後の再検査があと2回あり、その後にやっと引渡しになります。
あと少しですねー。頑張りまーす。
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